「この写真、盛れてる!」——そう思って投稿した一枚が、まさかの“炎上”をもたらすことがあるかもしれません。ハロウィンコスプレの投稿は、SNS映えする一方で、マナーやモラルを欠くと意外な落とし穴が待っています。
今回は事例を交えながら、SNS投稿のトラブル対策を解説。ハロウィンコスプレを最後まで安全に楽しむために活用してください。
SNS投稿ミスの事例と回避術
1) 一般の方の顔をはっきりと映してしまう
街中での開催も多いハロウィンコスプレイベント。一緒に撮影に来たコスプレイヤーだけではなく、通りすがりの一般の方が映り込んでしまうことも少なくありません。そのまま投稿してしまうと、肖像権やプライバシーの問題になることも。過去には、某テーマパークで撮った写真に近くを歩く親子の顔がはっきり写り、後日「勝手に子どもの写真を載せないで」とSNSで指摘され炎上したことがありました。
このようなケースには、以下の対策をしましょう。
<トラブル回避術>
・撮影前に背後の状況を確認する
・顔が映ってしまったら投稿前にぼかしやトリミングをする
・他人が映る写真は事前に許可を取る
2) 自分以外のコスプレイヤーの写真を許可なしにアップ
憧れのコスプレイヤーにばったり遭遇!写真を撮って喜びのコメントと共にSNSに投稿……。一見微笑ましい流れにみえますが、これがトラブルの火種になることもあります。コスプレイヤーにはそれぞれに「顔出しの可否」や「写真加工の有無」など、写真掲載における独自のこだわりがあります。自分がたまたま撮影したコスプレイヤーは、実は身バレ防止のために写真掲載を避けていたり、未加工での掲載をNGとしているかもしれません。実際、イベント会場で撮影した複数のコスプレイヤーの集合写真を、撮影者が許可なしに自分のアカウントに投稿したところ、数名のコスプレイヤーから苦情が来て揉める事態もありました。
このようなケースには、以下の対策をしましょう。
<トラブル回避術>
・投稿前に写っている全員の了承を取る
・投稿予定の写真をチェックしてもらう
・撮影時に「撮影・投稿OKか」を事前に確認する習慣をつける
・顔出しNGの人の顔はスタンプで隠すなど柔軟に対応する
3) 自分以外のコスプレイヤーを許可なしにタグづけ
写真の投稿とあわせて、「タグ付け」にも配慮が必要です。諸事情で個人を特定されたくない人にとっては、勝手なタグ付けは一大事になります。例えば、周囲にコスプレ趣味を隠している友人とイベントへ。写真の掲載は問題ないとのことだったので、タグ付けして投稿したところ、その投稿を通じてバレたくなかった職場の人たちに見つかってしまう結末に……。
このようなケースには、以下の対策をしましょう。
<トラブル回避術>
・写真の掲載許可とは別に、タグ付けの許可を得る
・プライベートではなく、コスプレ専用のSNSアカウントがあるか確認する
4) 露出が過激な写真をアップ
セクシーな悪魔やポリスなど、大胆な衣装も楽しめるハロウィンコスプレ。しかし限度を超えると、SNSの利用規約やコミュニティガイドラインに抵触したり、未成年の目に触れてしまうリスクがあります。過去には胸元が大きく露出した衣装や下着同然のコスプレ写真を投稿し、アカウント停止や投稿削除に至った事例もあります。また意図せず、下着が見えてしまっていた場合も、思わぬ性的表現と捉えられて批判や通報の原因になることも。
このようなケースには、以下の対策をしましょう。
<トラブル回避術>
・過剰な露出は避ける
・投稿前に写真のチェックを行う
・SNSごとの投稿ポリシーを事前に確認する
・補正用の下着やアンダーウェアを着用する
・露出部分はポージングや加工などで隠す
・判断の難しい写真は公開範囲を「フォロワー限定」にする
5) グロテスクな表現の写真をアップ
血のりや特殊メイクをほどこした刺激的な表現もハロウィンの醍醐味。しかし衣装の露出と同様、やりすぎると閲覧者から苦情や批判を受けたり、アカウント停止に繋がることもあります。
このようなケースには、以下の対策をしましょう。
<トラブル回避術>
・過剰なグロテスク表現は避ける
・投稿前に写真のチェックを行う
・SNSごとの投稿ポリシーを事前に確認する
・判断の難しい写真は公開範囲を「フォロワー限定」にする
6) 情報公開NGのロケ地を公開してしまう
私有地や古民家など、普段は一般利用を許可していないロケ地での撮影。良かれと思って撮影した写真と共に会場を宣伝したところ、施設側からクレームが入る羽目に。施設によっては、ロケ地としてレンタルをしているものの、具体的な場所・施設名は非公開とするスポットもあります。過去には、屋外のとあるロケ地をタグ付きで投稿した結果、無断で利用する人が殺到し、管理者が迷惑を被る事態になったことも。
このようなケースには、以下の対策をしましょう。
<トラブル回避術>
・ロケ地は運営の許可がある場合のみ、場所を特定して紹介する
・誰もがアクセス可能な場所の場合、「管理者に許可のない撮影はNGです」など注意書きをする
SNSに写真をアップする前に、一度冷静にチェックしよう
SNSでコスプレを投稿するということは、自分の作品を発信すること。でもそれは同時に、他者への配慮を試される場でもあります。
ハロウィンを健全に楽しみ、そして周囲からの信頼を失わないために。多少面倒かもしれませんが、これらのリスクをふまえた投稿を心がけていきましょう。
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