国ごとに違う！世界各地別ハロウィンコスプレの人気・トレンド

10月31日はハロウィン。世界各地で大小さまざまなハロウィンイベントやパーティーが開かれ、おもいおもいの仮装を楽しむ光景もおなじみとなりました。

そもそもハロウィンは「死者の魂が現世へ戻ってくる日」。そして仮装の目的は、死者の魂とともにやってくる悪霊に人間だと気づかれないようにすることです。こうした古来の風習が脈々と続く国もあれば、仮装そのものを楽しむイベントとして認識している国もあります。

今回は世界各地でどのようにハロウィンを楽しんでいるのか、コスプレのトレンドや文化的背景から特徴をひもときます。

 

生粋のコスプレイヤー層とノリで仮装したい一般層、それぞれで盛り上がりをみせる日本のハロウィン。コスプレ衣装の傾向はさまざまですが、特に以下の要素が近頃好まれているようです。

日本といえば、やはりアニメや漫画のキャラクターのコスプレ。キャラクターへの愛を込めて、高いクオリティを追求する人も多くいます。また人気キャラクターの衣装は一般層にも人気があります。

巫女や花魁のような、伝統文化・歴史から派生した衣装も日本ならでは。日本独自の格式高い世界観は外国人観光客からも注目の的です。

幅広い人がハロウィンを楽しむようになったからこそ、「目立ちすぎるのは嫌」「私服の延長で楽しみたい」という“ほどほど層”が生まれてきていることも事実。露出控えめの衣装や落ち着いた色を好む傾向も見受けられます。

エンターテイナーが多いアメリカでは、とにかく派手に、大勢でワイワイとハロウィンを楽しみます。コスプレに選ぶ衣装は、アメリカ独自の映像コンテンツの影響が大きいようです。

あらゆる世代の心をつかむアメコミヒーローのコスプレは不動の人気。身近なショップで衣装が手に入ることや、決めポーズが明確でポージングしやすい点も人気に拍車をかけています。

世界に誇る映画大国・アメリカ。ハリウッド作品をはじめ、さまざまな映画キャラクターに扮したリアルなコスプレを見ることができます。

全身タイツや食べ物のコスプレなど、「まさか」の衣装で周囲を笑わせる人々も。アメリカならではの柔軟な発想力とクリエイティブは話題性バツグンです。

ハロウィン発祥の地・ヨーロッパでは、本来の意味合いである「悪霊から身を守るための仮装」が今なお王道のようです。

ハロウィンの王道ともいえるゾンビのコスプレ。血糊もふんだんに使い、本物のゾンビのようなホラー感が印象的です。

古くからヨーロッパに根付くヴァンパイア伝説。太陽の光を嫌うことから色白に描かれることも多く、ヨーロッパの肌質と相性の良い衣装でもあります。

ファンタジーの世界観を好むヨーロッパでは魔女の衣装も人気。また魔女という存在も、ヨーロッパに長く根付く伝説の一つです。

近年ハロウィンの人気が高まっている韓国。美容大国ならではのスタイルの良さを活かしたコスプレが人気のようです。

スタイリッシュでクールなK-POPアイドルの衣装に憧れを持つ人は多いもの。ハロウィンではここぞとばかりに推しコスプレを楽しみます。

ミニスカートやヘソ出しなどの衣装を積極的に着こなす人たちも。ダイエットや美容に関心の高い国ならではです。

誰でもトライしやすい衣装の制服。ピンクチェックや水色チェックなど、K-POPアイドルの要素を取り入れたかわいらしい制服を楽しみます。

大都市を中心に広がりをみせる中国のハロウィン。コスプレには伝統的な要素のある衣装が好まれているようです。

中国の妖怪といえばキョンシー。衣装のだらんと長い袖が、いわゆる「萌え袖」のようでかわいらしく女性に人気です。

皇族や貴族など、高い身分の人が着る伝統的な服装を模した衣装も人気。ゴージャスで優雅な気分を味わえます。

中華ロリータとは、ロリータにチャイナ要素をミックスした服のことです。中国結びや刺繍、留め具などの伝統的なパーツが取り入れられています。

世界の代表的な国々のハロウィンコスプレをご紹介しました。衣装の傾向にその地域ならではのカルチャーがあらわれていて、楽しみ方が広がりますね。

ぜひこれらの情報を参考に、今年も楽しいハロウィンをお過ごしください。

 

 

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