コスプレアイテムは長く使っていると、普段の洋服と同じように汚れてきます。
長く使うためには、定期的なお手入れが必要です。
しかし、コスプレアイテムは市販の洋服に比べると扱いに気をつける必要のある素材も多く使用されています。
この記事では、コスプレアイテムのお手入れ方法や注意点についてご紹介します。
目次
コスプレアイテムはお手入れが必要
コスプレアイテムはホコリのあるスタジオや雨の中の撮影など、特殊な環境での使用が多くなります。
衣装やウィッグも、汚れがつきやすい環境です。
長く使うためにも、お手入れはかかせません。
コスプレウィッグのお手入れ方法
ウィッグは髪の毛と素肌に直接当たるため、汚れやすい傾向があります。
衛生的にも、適度なタイミングでお手入れが必要です。
コスプレウィッグをお手入れするタイミング
毎回お手入れをしていると、ウィッグの劣化に繋がります。
長く使用しないときや汚れが気になるとき、夏場に使用した場合にお手入れすると安心です。
特に夏場は自分が思った以上に頭皮は汗をかいています。
放置していると悪臭の原因にもつながるため、こまめにお手入れしましょう。
日々のお手入れ
日々のお手入れには、デオドラント効果のあるスプレーがおすすめです。
ウィッグにつきやすい悪臭を、抑えてくれます。
ロングやカールのついたウィッグは、臭い以外にも毛が絡んでしまう悩みもあります。
オイルスプレーや、ウィッグ用のシリコンスプレーを使用するとブラッシングしたときにきれいにほどけます。
ウィッグの洗い方
実際にウィッグの洗い方をご説明します。
・用意するもの
ウィッグ
ウィッグを浸せる容器(洗面器・バケツなど)
シャンプー
柔軟剤
タオル
ドライヤー
・事前準備
ウィッグを、ブラッシングしておきます。
ワックスやスプレーで固まっている場合は、無理にほぐさないで大丈夫です。
1.洗面器にぬるま湯をはり、シャンプーを溶かす
市販のシャンプーでも構いませんが、ウィッグ専用のシャンプーだと汚れが取れやすくなります。ウィッグ専用のシャンプーは、シリコンやオイルが配合されておりウィッグの指通りが滑らかになります。
2.ワックス・スプレーを落とす
ぬるま湯でワックス、スプレーを溶かしましょう。
冷たい水よりも、ぬるま湯の方が取れやすく作業がしやすくなります。
3.ウィッグを押し洗い
整髪料が取れたら、ウィッグ全体を押し洗いします。
こすってしまうとウィッグの毛抜けや劣化、ロングウィッグであれば絡みにつながるため、注意が必要です。
4.洗い流す
シャンプーを洗い流します。
流水でも、再度洗面器にぬるま湯をはって押し洗いしても構いません。
5.洗面器にぬるま湯をはり、柔軟剤を溶かす
指通りを滑らかにするために、柔軟剤を溶かします。
市販のトリートメントや、ウィッグ用のトリートメントも使用可能です。
シャンプーと同じように漬けて、押し洗いします。
6.洗い流す(漬け置きしても可)
全体に水が行き渡ったら、洗い流します。
このとき時間があれば、漬けおきすると効果が上がります。
洗い流したあとは、ウィッグを軽く絞りましょう。
7.タオルドライ
絞った後のウィッグを、タオルで挟んで水をできるだけ取り除きます。
タオルで挟んで、優しくおすと簡単です。
乾かす際に、水が滴らない程度にとり除ければ大丈夫です。
8.ウィッグスタンドにかけて陰干し
ウィッグスタンドにウィッグをかけて、陰干ししましょう。
このときのウィッグスタンドは、顔型のスタンドではなく組み立て式だと通気性がよく早く乾きます。
急いでいて、ウィッグが耐熱性の場合はドライヤーを使用しても問題ありません。
直射日光が当たるとウィッグが劣化する可能性があるため、日の当たらないところがおすすめです。
完全に乾いたら、いつも通り袋に保管してお手入れは終了です。
コスプレ衣装のお手入れ方法
コスプレ衣装も洋服のため、可能であればお手入れをすると長く使えます。
特に白い衣装は汚れや黄ばみが目立ちますので、定期的にお手入れできると安心です。
業者製のコスプレ衣装の洗濯
業者製のコスプレ衣装は、多くの場合タグに洗濯方法がかいてあります。
クリーニングに出す際も、タグがあれば対応してもらえます。
海外業者の製品だと、タグがついていないこともありますので、自作の衣装と同じ対応がおすすめです。
自作のコスプレ衣装の洗濯方法
コスプレの衣装は、自作の衣装も多く出回っています。
既製品より耐久性が低いため、丁寧に取り扱いましょう。
洗濯できる素材か確認する
コスプレの衣装では、一般的な洋服では使わない素材が多く使用されています。
お手入れ前に、洗濯できる素材かどうか確認してから行いましょう。
・洗濯できない素材
合皮
エナメル
ファー
上記は自宅での洗濯はできません。
乾いた布でふく、消臭スプレーをかけてのお手入れがメインとなります。
・取り扱いに注意が必要な素材
サテン
熱に弱いため、熱湯は使用できません。
シワになりやすいので、干すときに注意する必要があります。
綿
縮みやすく、色落ちがしやすい素材です。
シワになりやすいため、洗濯後はアイロンが必要です。
・取り扱いに注意が必要な衣装
ジャケット・コート類
型崩れがしやすいため注意して取り扱います。
特に裏地や肩パッドがついている場合は、複数の素材が使われているので両方に合わせた対応が必要です。
・取り外せない装飾の多い衣装
ドレス系の衣装だと、レースやブレードが多く使われている可能性があります。
強い力が加わると破損しやすいため、丁寧に扱う必要があります。
洗濯できない素材が使われている場合は、消臭スプレーで対応しましょう。
基本は手洗い
衣装を洗濯する際は、基本的に洗濯機は使わず手洗いをしましょう。
洗面器やバケツにぬるま湯をはって、洗剤を溶かした水の中に衣装を入れて押し洗いします。
襟元の黄ばみやしつこい汚れは、汚れた部分に洗剤をつけてこすり洗いをすると取れやすくなります。
コスプレアイテムのお手入れ時の注意点
お手入れする際の注意点をご説明します。
ぬるま湯で行う
コスプレのアイテムは熱に弱い素材が多いです。
素材によって熱が問題ない場合もありますが、念の為ぬるま湯にしておくと火傷もなく安心してお手入れできます。
ぬるま湯の温度は、大体35〜40度くらいがおすすめです。
自作のアイテムの取り扱いは慎重に
自作のアイテムは既製品に比べ、縫製時の処理が甘く壊れやすい衣装も多くなっています。
生地の水通しが行われていない可能性も高く、洗濯すると縮んで形が崩れることもあります。
できるだけ、慎重に取り扱うように注意しましょう。
洗濯機は使わない
洗濯機は手軽ですが、コスプレアイテムのお手入れ時にはおすすめできません。
すすぎで強い力が加わり、衣装や装飾の破損につながります。
どうしても洗濯機を使う場合は、既製品で洗濯タグがついている衣装のみにしましょう。
洗濯タグで洗濯機が問題ないと記載されていれば、安心して使用できます。
コスプレアイテムはお手入れすれば長く使える
コスプレアイテムは床に寝転がったり、泥のある撮影場所に行ったり、普段ではつかない汚れが多くつきます。
せっかく愛着のあるキャラクターのコスプレをするなら、長く衣装を使いたいですよね。
適切にお手入れすれば、衣装は長く使えます。
日々のお手入れに気をつけて、ぜひたくさんコスプレしてくださいね。
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