ほかのコスプレイヤーと知り合う機会になるコスプレイベントは、初心者にとって楽しみな空間でしょう。
しかし、コスプレは暗黙のルールが多く、知らずにルール違反してしまうと白い目で見られてしまったり、ほかの人を不快な気持ちにさせる可能性があります。
この記事では、コスプレイベントでのエチケットやマナーを解説します。
楽しくイベントを終わらせるために、どのようなマナーがあるのか知っておきましょう。
コスプレマナー：撮影時編
コスプレのマナーには、撮影時から気をつけるべきポイントがあります。
知らずに撮影してしまっては、後からイベントの主催者に注意を受けるかもしれません。
ほかのコスプレイヤーに嫌な気持ちをさせないよう、知識を身に付けておきましょう。
一般の人に道を譲る
コスプレイベントは、屋内だけでなく屋外で撮影できるイベントがあります。
屋外イベントはコスプレをしていない一般の人が遊びにきている場合も多く、撮影で通行ができない状態は避けなければいけません。
一般の人以外でも、コスプレイヤーが通行したいときも同様です。通路や橋などは場所によって細く、撮影していると人が通れない可能性があります。
人が通りたそうにしているときは、撮影を中断して道を譲りましょう。
長時間撮影場所を占拠しない
撮影している作品によっては、コスプレイベントでぴったりな背景があり、その場で長く撮影したい場合もあるでしょう。しかし、ほかのコスプレイヤーも同じ背景を使って撮影したい可能性を考え、長時間同じ撮影場所を占拠するのはマナー違反です。
コスプレイベントの開始から終了まで同じ場所を占拠するのは避け、撮影が一段落したタイミングで移動しましょう。さまざまな背景で撮影すれば、イベントが終わった後も見返すのが楽しくなりますよ。
撮影可能エリア以外で写真を撮らない
屋外のコスプレイベントといっても、好きな場所で撮影できるわけではありません。撮影許可を取っていない場所で撮影してしまうと、最悪の場合今後その会場でイベントがおこなえない可能性もあります。
撮影可能エリアかわからない場合は、撮り始める前に巡回しているスタッフへ確認しましょう。
コスプレマナー：交流編
ここからは、ほかのコスプレイヤーと交流するときに知っておきたいマナーを解説します。
あとあとトラブルにならないよう、しっかりと確認しておきましょう。
撮影時は声をかけておこなう
好きな作品やすてきなコスプレイヤーを見つけて撮影をお願いしたいときは、かならず声をかけてから写真を撮りましょう。許可なく撮影しては、盗撮といわれてしまう可能性があります。
人によっては知らない人の撮影を断っている場合もあるため、撮影を拒否された場合は仕方ありません。対応してくれたことへのお礼を述べ、その場を離れましょう。
SNSへの掲載は許可をとる
撮影した写真をSNSに載せたいときは、撮影時に許可をとっておくか名刺をもらっておき後から連絡しましょう。
許可なくSNSに掲載すると、厳しく注意を受ける可能性があります。コスプレイヤーによっては掲載写真の加工を自分でおこないたい場合もあるため、本人の希望に合わせましょう。
プライベートを詮索しない
イベントで話して交流を持てたからといって、初対面でプライベートを詮索するのは良くありません。同性であっても、知らない人にプライベートのことを聞かれれば怖いと感じる人もいるでしょう。
交流を重ね仲良くなれば、次第に話題に上がるケースも増えます。それまでは、無理に聞き出さず程よい距離で接しましょう。
コスプレマナー：撮影以外編
ここでは、撮影以外で大切なコスプレマナーを解説します。
イベント会場に行くまでにも多くのマナーがあるため、この機会に身に付けておくと安心です。
自宅から衣装を着て行かない
コスプレ衣装に着替えるのは、イベント会場に用意された更衣室にしましょう。面倒だからと自宅から着てきては、マナー違反になります。
メイクに手間がかかるコスプレの場合は、サングラスやマスクで隠せれば問題ありません。一般の人に不審に思われないような洋服、メイクでイベント会場に向かいましょう。
長物は袋や箱にいれて運搬する
刀や武器などの長物を撮影に利用したい場合は、袋や箱にいれて外から見えないようにして運搬しましょう。武器をそのまま持ち歩いていては、最悪の場合警察に職質されるかもしれません。
電車やタクシーなどの公共交通機関を利用する場合は、とくに注意しましょう。
着替えやメイクは決まった場所でおこなう
コスプレ会場についたら、メイクや着替えは決まった更衣室でおこないましょう。混んでいるからといって、会場のトイレやほかの場所を利用してはいけません。
ただし、メイク直し程度であればトイレでおこなっても問題はないでしょう。
露出の多い衣装は上着を着る
露出が多い衣装でイベント会場を歩くときは、撮影時以外は上着を着るようにしましょう。裸足のキャラクターも、撮影時以外は靴をはいて行動する必要があります。
撮影時以外の露出対策は、盗撮を防止する効果があります。不必要に撮られることがないよう、自分で対策しましょう。
ゴミは持ち帰る
長時間のコスプレイベントに参加していると、食事や飲み物のゴミが出る場合もあるでしょう。出たゴミは撮影場所に放置せず、イベント会場のゴミ箱に捨てるか持ち帰りましょう。
ゴミを捨てるときは、指示通りに分別も忘れずにしてくださいね。
エチケットを守ってコスプレイベントに参加しよう
他者との交流が楽しめるコスプレイベントは、初心者にはわからない暗黙のルールがいくつかあります。知らずに参加すると、マナー違反として注意されるかもしれません。
コスプレイベントのマナーは会場や主催者によっても異なるため、参加前に確認しておきましょう。しっかりマナーを守って参加すれば、楽しい一日になるでしょう。
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