コスプレ衣装でアレルギー対策: 安全な素材選び

コスプレ衣装でアレルギー対策: 安全な素材選び

アレルギーは、細菌やウイルスから身を守るための免疫が異常を起こしている状態です。身近なものだと、花粉症やハウスダストアレルギーの人もいるのではないでしょうか。

コスプレで楽しむときにも、気をつけるべきアレルゲンがあります。

この記事では、コスプレ衣装でアレルゲンになりやすい素材や肌に優しい衣装作りについて解説します。

どのような素材に注意するべきか知識を身につけておき、コスプレを楽しみましょう。

 

 目次


コスプレでアレルゲンになりやすい素材

はじめに、コスプレでアレルゲンになりやすい素材を解説します。衣装だけでなく小道具でも気をつける必要があるため、アレルギー症状が出た人は当てはまる素材を使っていないか確認しましょう。


衣装:ポリエステル

ポリエステルをはじめとした化学繊維は、衣類の中でもアレルギーを引き起こしやすい素材です。

化学繊維でできた衣装は、シワになりづらいため多くの人が愛用しているでしょう。ドレスでよく使われるサテン生地も化学繊維でできています。

化学繊維でアレルギーを起こすと、腕に発疹ができたり肌が痒くなったりします。衣服を着たときに違和感を感じた場合は、なるべく早く別の洋服に着替えましょう。

ただし、一般的に販売されている衣装の多くは化学繊維でできています。コスプレで化学繊維を使っていない衣装を探すなら、自分で作るかオーダーを考えましょう。


衣装:金属

耳飾りをつけたキャラクターをするときに、ピアスやイヤリングを利用するコスプレも多いです。キャラクターによっては、耳飾り以外にも指輪やネックレスをつけている可能性があります。

そのようなアクセサリーの利用で、金属アレルギーが発覚するかもしれません。金属アレルギーの場合は、アレルギーが発症しづらい素材でできているアクセサリーを探しましょう。

ペンダントトップが特徴的な場合は、チェーンのみほかの素材にすることでつけられる可能性も高まります。


小道具:有機溶剤

小道具の塗装で使われる有機溶剤も、アレルゲンになり得る素材です。塗装にラッカースプレーやG17を利用する人も多いですが、どちらも有機溶剤のため注意しましょう。

有機溶剤アレルギーの人が避けて小道具を作るなら、水溶性のアクリル絵の具や木工用ボンドを利用するのがおすすめです。アレルゲンが発生しないため、安全に利用できます。

有機溶剤では溶けてしまう素材を使って小道具制作ができるため、利用できる素材の幅も広がりますよ。



コスプレ衣装でアレルギーになりづらい素材

つぎに、アレルギーになりづらい素材にもふれていきます。自分で衣装を作るときは、素材にこだわるとアレルギーを発症せずにコスプレを楽しめる可能性が高まります。

衣装に合わせて、最適な素材を探しましょう。


天然素材

綿や麻、ウールなどの天然素材は、化学繊維に比べてアレルギーを発症しづらい傾向にあります。天然素材は肌触りがよく、吸った汗も乾きやすいのが特徴です。むれづらいため、かゆみが発生しづらくなっています。

化学繊維の衣装を着なければならない場合でも、肌着に天然素材を着用すればアレルギーを抑えられる可能性があります。コスプレ衣装で天然素材が見つからないときは、この方法も試してみましょう。

ただし、全員に効果がある方法とはいえないため、違和感を感じたらすぐに着替えるのがおすすえめです。


無添加・無漂白の素材

生地を縫製する前の処理で使われた化学物質や着色時に利用した染料の影響で、アレルギーを引き起こしている可能性もあります。天然素材でもアレルギーを発症した人は、こちらを疑いましょう。

衣装購入時に無添加・無漂白かは記載がないため、購入時に販売店へ確認する必要があります。しかし、多くの企業が作る衣装では、対応していない可能性があるため注意しましょう。



肌に優しい衣装作りのポイント

ここからは、自分で衣装を作るときに意識できる肌に優しい衣装作りのポイントを解説します。

自分で衣装を作る技術を身につければ、衣装作りを楽しみながら肌に優しい衣装ができます。


肌に優しい縫製で作る

自分で衣装を作るときは、肌に優しい縫製を心がけましょう。たとえばミシンで作る場合は、抜い終わった後の糸をそのままにせず、短く切り揃えるのがおすすめです。縫い代の部分も切りっぱなしにはせず、パイピングで包んでおくとちくちくしづらくなります。

また、衣装に裏地をつけて作るのも効果的です。縫い目が肌に触れないため、刺激を減らせます。衣装自体の着心地もよくなり、着用時も快適です。


下に通気性の良い肌着を着る

化学繊維の衣装を着るなら、天然素材でできた通気性の良い肌着を着ましょう。通気性の良い肌着は汗をかいても吸収し、しっかり乾かしてくれます。

汗を長時間放置すると、雑菌が繁殖してかゆみを発生させるかもしれません。汗をそのままにしないため、かゆみが発生するリスクを減らせるのです。暑い時期も快適に過ごせるでしょう。


適切なサイズの衣装を購入する

コスプレ衣装はぴったりしたサイズ感が多いものの、過度に小さすぎない自分に合ったサイズを購入しましょう。サイズが小さすぎると衣装に必要なゆとりが生まれず、肌に縫い目があたる原因になります。

はじめはぴったりの衣装でも、洗濯すると縮んでくる恐れがあります。長く着用してサイズが変わったと感じたときは、新しい衣装の購入も検討しましょう。



アレルギーに配慮した衣装で快適にコスプレしよう

コスプレ衣装は化学繊維で作られているケースが多く、アレルギーを持つ人にとって課題でもあります。なるべく天然素材でできている衣装を用意するか、天然素材で作られた肌着を着用しておくと症状が発生しない可能性もあります。

アレルギーが発症すると、発疹やかゆみが出て撮影どころではありません。楽しくコスプレができるよう、事前に対策しておくと安心です。

 

 

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